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逆ギレさんとみちのくの虫

山形で本業を忘れて虫採りをする大学生のブログ。いろんな虫に中途半端に足を突っ込んでいます。

鮭川村のギフとヒメ


マイマイカブリについてまとめ終えていませんが、良い時期になってしまったので最近のことをザーッとまとめておきたいと思います。

今年は4月下旬あたりから調査のお手伝いをさせていただいて、通算二週間以上キキヤミと一緒に鮭川村に出掛けていました。
鮭川は素晴らしい場所で、人の暮らしと昆虫との重なりがいつまでも互いに邪魔をしないような形で続いていけたらいいのにな、と思います。

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2016.4.25 鮭川村
トウゴクサイシンに産卵するヒメギフチョウ

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2016.4.25 鮭川村
翅を広げるヒメギフチョウ。前の写真と同一個体。ふわふわ。

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2016.4.25 鮭川村
ギフチョウ。少し休んでまた飛んでいった。

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2016.4.26 鮭川村
シラネアオイ。近くではムシカリの花やイワナシも見頃だったような。

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2016.4.30 鮭川村
民家の裏手に生えるトウゴクサイシン。きちんと草刈りがされている証拠。

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2016.5.6 鮭川村
アズマヒキガエルと最高のトゥルトゥル卵。アズマは赤でニホンは黄だと勘違いしていましたが色の差は単純に雌雄の差のようです。

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2016.5.6 鮭川村
スゲハムシ。奴らの何もかもが好き過ぎて辛い。

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2016.5.8 鮭川村
ギフの卵を吸うダニ。吸ったからにはきちんと生きてきちんと死んでほしい…。卵が白いのはダニによって食事済みということ。

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2016.5.30 鮭川村
ギフの幼虫。サイシンを上から見て、食痕が特徴的なので見つけやすい。

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2016.5.30 鮭川村
こちらもたぶんギフ。わらわらしていて可愛い。

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2016.5.30 鮭川村
黒化型のウスバシロ。ここは変異に富んでいて、目が幸せだった。

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2015.5.30 鮭川村
黒化型のウスバシロを掌に乗せるとこんな感じ。かなり透けていて美しい。

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2015.5.30 鮭川村
何気なくリュックを下ろしたら首のすぐ後ろにいたようちう。オビカレハかな?びっくりしたけれど調べたら無毒らしい。カレハガには刺す幼虫が多いという雑なイメージしか無かったので現地ではノータッチ。次に会ったら触らせてもらおう。

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2016.6.6 鮭川村
ヒメギフチョウの幼虫。5/30と同じ場所のもの。すくすく育っていた。

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2016.6.6 鮭川村
ヒメウラナミジャノメ。人を惑わすような飛び方をする蝶だと常々思う。惑わされるのは私だけかもしれないけれど。

これは自省も含む常識的な話ですが、鮭川に限らず人の土地や人の近くでの採集及び観察、撮影は現地の方々の心境やマナーを考えて行動するべきだと思います。「調査と称して自分はズカズカ上がり込むのに人の事はdisるのか」などと言われそうですが、私自身も今回はかなり慎重に行動しました。正直、今までそこまで考えて行動する余裕が無かったのですが、このように長期的に一つの場所や人と関わることで、今までの私の行いがいかに配慮に欠いていたか考えさせられる機会になりました。
鮭川村自体がギフチョウヒメギフチョウ(採集禁止)をシンボルにして村のPRをしているので撮影や観察で鮭川村を訪れるのは良いのだと思いますが、一人一人がその際のマナーをきちんと弁えた行動をすべきだと思います。虫好きの一人でも多くの人が、現地の方々と良い関係(コミュニケーションを直接とらずとも)を築いていけたら良いのになーとか思います。以上蛇足な独り言でした。

ド派手に脱輪したり事故ったり網を折ったりしながら奔走しましたが、ある程度きちんとしたデータが集まってよかったです。


<追記>
6/6の幼虫写真をギフチョウと思っていましたが、ヒメギフチョウであるとのご指摘をいただいたので訂正しました。

冬のマイマイ行脚③~秋田・青森1/2編~


3/22
9:00
まずは村山市で良さそうな場所を探す。
良さそうな立ち枯れや切り株が遠くに見えたので接近。実際にやってみると、思っていたよりカラカラ…

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2016.3.22 山形県村山市 トビが近くを周回していてかっこいい。

気合いで立ち枯れを崩し、中の若干湿ったところからマイマイを一頭得られました。イイ色!!
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11:00
そのまま北上して金山町へ。
雪の残る湿った杉林に入りますが、暗すぎて出ません…ちょっと急な斜面をしばらく登り、山の稜線へ。

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2016.3.22 山形県最上郡金山町
風の吹き抜ける気持ちのよい小径を歩き、良さそうな立ち枯れの樹皮をめくります。

出た出た!!やはりこちら側の斜面にいたか!
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2016.3.22 山形県最上郡金山町 もうキタカブリカラーです。

最初の杉林の反対側の斜面にはポツポツと良さそうな立ち枯れが。探しているとこんなやつも。
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2016.3.22 ナガニジゴミムシダマシ。菌糸にまかれて?ワンペア死んでいました。キラキラで、大好きな虫。

キノコムシの仲間なんかもわらわらと得られてラッキー。結局マイマイは6頭採集し、お弁当に作ってきたチャーハンを食べて場所移動。
秋田の実家を宿に使えないかと母に相談したところ、なんかいろいろ気を使わせてしまって泊まるところの手配の他に夕飯までごちそうしてくれることになってしまったので、秋田の県南ではあまり狙わず、とりあえずキューッと北上するプランに変更。

15:00
秋田県突入。大仙市の国道沿いに良さそうな松の立ち枯れがボンボンある最高な斜面を発見。
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2016.3.22 秋田県大仙市

近くの細い道に入って車を停めようとすると…7頭前後のでっかいシェパードたちが吠え立てながらお出迎え(笑)若干パニックになりながらも慌てて逃げ出し、反対方向に車を停めに行きました(笑)

まずは稜線に出ます。
ウスタビガの繭を発見。
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2016.3.22 秋田県大仙市

西側の斜面は断崖絶壁だったので車から見えた東側斜面を攻めます……既に虫屋に入られた跡が( ͡ ͜ ͡ )
そりゃあこれだけいい斜面が見えたら車停めて入るか!(笑)というわけで彼らの採り残しを探します。(多数の採集者が同じ場所で採集するのはあまり良くないけど…)

はーい!虫屋さん、探索が甘いゼ〜!
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2016.3.22 秋田県大仙市

とりあえず一時間ほどでポコポコとマイマイ4頭、コクロ1頭、アキクロ1頭出して移動しに戻ろうとすると、ハルさんがいない…。
「ハルさーん!」と叫ぶと、ハルさんではなく件のシェパード達が私を見つけてくれて遠くからめっちゃ吠える(笑)放し飼いだったので、ここまで来たらめちゃくちゃ怖いなとか考えながらハルさんを探していると、ようやく彼女を発見。携帯は携帯しましょう。

17:00
ハルさんのカメラのストラップが切れ、カメラを探しに山に戻るというハプニングがあったものの、移動開始(笑)

18:30
秋田市到着。母と合流、相変わらずパワフル…。
ハルさんが採集中の私に〝戦車〟というあだ名を付けやがり(立ち枯れは逃げないのに、立ち枯れから目線を外さず藪でも何でも無視して突っ込むかららしい)ましたが、その戦車の母は一緒に山に入ったわけでもないのに私より遥かにパワフルであるとハルさんは簡単に感じとっていました(笑)正直、実際ヤバイ。
3人でご飯を食べた後、近くの温泉施設に宿泊しました。母さんありがとう……。


3/23
5:30
ハルさんに何度か蹴られたり、“お金を払って寝る場所”が貧乏性の体に合わないのかよく寝付けず起床。
朝風呂に入ろうと昨晩言っていたのに、ハルさんは低血圧なので布団に勝てず「風呂より睡眠が大事…」といってまた寝たので一人で朝風呂。

8:00
母が用意してくれた弁当を持って出発。本当にありがとうございます…。

8:40
秋田市内で、15分で6頭を出した実績のあるポイントで一狩り。

わあい!いい木がいっぱい!!
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サクサク出るかと思ったらいい木がありすぎるのか、散らばっているようでなかなか出ない…それでもひたすら崩してマイマイ3頭、コクロ1頭、アキクロ1頭。全て立ち枯れの樹皮下より。

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2016.3.23 秋田県秋田市 アキタクロナガオサムシ。この樹皮の下に入っていました。

ハルさんが入った方向が、既に別の虫屋に入られていたらしく(わたしじゃない)、散々だったそうですがマイマイを1頭出せたみたいで何よりです。

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2016.3.23 秋田県秋田市 秋田ももう春です。

11:00
北上して三種町。見るからに良さそうな林を発見!
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2016.3.23 秋田県山本郡三種町

嬉々として樹皮を剥がしていると…
お、お前はーーーっ!!?


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2016.3.23 秋田県山本郡三種町
樹皮下からハッカハムシが出てきてびっくりしました。初めて越冬してる個体を見た。調べたら土中や朽木で越冬するらしい…。

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2016.3.23 秋田県山本郡三種町
はーい、お目当てももちろんget!

結局マイマイは6頭、副産物でもほくほくして、青森目指して移動。

13:30
能代市到着。ちょっといいところを見つけて入ると…誰かに先を越されてる( ^ω^ )
跡を見た感じ、今年ではなく去年かそれ以前。徹底的に良い場所は上手に崩されていて、探すのが本当に難しい…。一人二人、知り合いで思い当たる人がいるなあとか思いつつ、こんな不毛な場所で粘るのはやめにして青森まで一気に移動することにしました(笑)

16:30
青森突入!大鰐町で車を停められそうな場所を探して、とりあえず傷だらけの車に錆止めの意味でスプレーをかけて、乾かしている間に採集(笑)
ああ、入る場所失敗したなぁと思いながらめちゃくちゃ急な斜面を這い上がる。
そしてこんなに頑張って登ったのにスカでたまるかよ!という感じで崩しまくる(笑)

めっちゃ可愛い二階建てのマイマイマンションを発掘(破壊)。ゴメンね。いただきます。
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ちなみに斜面を降りるときに、ハルさんが「いけるかなと思って!」とか言ってお尻で滑り降りてきましたが、そうやって泥まみれにしたスノトレのズボン、私のだからな……!!

18:00
明日、合流して採集デート予定のあかなめさんとごはんを食べるために五所川原へ向かう。
道中に見える岩木山。これは一目惚れしてしまう!!近いうちに絶対登りに行く!

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18:30
あかなめさんと待ち合わせている五所川原のショッピングモールに到着。
ここで問題発生。ハルさんは採集中にドカタのようなかんじで頭にタオルを巻いており、それ自体は否定しないのだけど、“ある程度大きい街のショッピングモールで、女の子と待ち合わせ”というシチュエーションにも関わらず、土と汗にまみれたタオルを外さない。
外せ!と何度も言ってんのに「変なところ気にするね〜w」だの「こんな田舎で気取ったって仕方ないでしょ!」と東京で働こうが何だろうが今はオメーの方がよほど田舎もんだよ💢💢💢とキレたくなるようなことをごねまくる25歳独身女性(笑)
聞き入れてくれないので仕方なしにドカタ姿のハルさんとショッピングモールを歩く…まさに地獄である……。

※山にいる分には問題ない
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あかなめさんと合流し、明日の作戦会議をしながら夕食。〝共通の知り合い〟の話で大いに盛り上がり、明日も早いので解散。
道の駅、鶴の里で就寝。そしてハルさんはショッピングモールを“出てから”ようやくタオルを外したのだった…。

冬のマイマイ行脚②~新潟・福島編~

3/21
6:30
起床。準備をして南下する。今日は夜には山形に戻り、〝きちんとした布団〟で寝ることが目標なのでちょっと急ぎ足。

7:20
阿賀町の河川敷に降りるも、良い木が少なくアオオサが1頭得られたのみ。

8:30
走行中に、めちゃくちゃ美味しそうな立ち枯れを発見!慌てて戻り、立ち枯れに駆け寄って樹皮を剥がすと……マイマイ4頭、クロナガ1頭!!やったぜ!
車に戻ってハルさんに自慢すると「すごいねー、意味わかんない」だのなんだの言われましたが、僕が認めるものが僕の正義なのダ。

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2016.3.21 新潟県東蒲原郡阿賀町 途中、サルを4頭見かける。

9:00
ハルさんが良さそうな場所を見つけてくれて車を停める。

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2016.3.21 新潟県東蒲原郡阿賀町

遠くから見ると立ち枯れがボンボコ立っていてめっちゃ良さそうに見えるのですが、近づいてみると想像以上に湿度が高く、木も堅い……(キ、カタメ ジュヒナシ シツドマシマシ…とか二郎系ラーメンのような呪文を唱えて遊びました)
ハルさんはクロナガを4頭出した模様。

10:00
遠征開始三日目にして、私にとって最悪の出来事が起きる…
好調に車を走らせていた時に、ちょっと気になる事があって、スピードを緩めることもせずに運転席のドアを注視していると、助手席のハルさんの悲鳴。ガガガガガガガガッ!っと左の車体全面をガードレールに仲良しこよししてしまいました(´・・`)ハルさん怖い思いさせてごめん。
どうしたらこうなるんだという感じで綺麗に白いラインが車体についてしまいました…どう考えても修理費>車体価格なので修理には出せませんが……
保険も対物、対人しか入っていないのでしゃーなし!
車を買って一ヶ月で助手席のドアがしっかりとは開かなくなってしまいました、が、まあ走行に支障は無いので問題ありませ〜ん!٩(>ω<*)و

11:30
福島に入り、なかなか良さそうな林を見つけられませんが、掘らないことには採れないので喜多方でなんとなく良さそうな林に入る。
伐採林で予想より遥かにカラカラ…オサムシなどいない……
アカハライモリやカエルの卵?がいっぱいのキラキラした溜池がありました。

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12:00
せっかく喜多方まで来ているのだから喜多方ラーメンを食べよう!と喜多方に入り浸っている大学の友人からオススメされていた坂内食堂に向かうと……店の外には30人近い長蛇の列(笑)
これだけのすごい店なら食べてみたい気もしますが、虫が第一、地域の食などは後回しなので近くの坂内食堂近くの喜多屋というラーメン屋さんに入り、喜多方ラーメンを食べました。塩を頼みましたがめちゃくちゃ美味しかったです。喜多屋に人は並ばず、坂内に行列を作るとは、あの店には一体何があるのか…(笑)

13:30
福島のあちこちで掘りたかったのですが、あまり帰りが遅くならずに済み、ある程度簡単に採れていろんな色を楽しみたいとなると、あちこちでフラフラするより、以前の実績がある二本松市に行って頑張ろう!ということで、二本松市に突入。
良さそうな林で車を停め、走り回りながら立ち枯れや倒木を探します。

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2016.3.21 福島県二本松市 ウシも見守ってくれている。

良い木はいっぱいあるものの、マイマイは散らばっている印象でなかなか出ません……こんな時は数打ちゃ当たる!走ります!

わーい!やっぱり出た!!
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立ち枯れの中の方から2頭出ました。こんな感じで一時間半粘りましたがマイマイ3頭、クロナガ3頭とまずまず。ハルさんもキレイめなマイマイ1頭出せたよう。いがったいがった(*´ω`*)

16:00
その後、もう一箇所回りましたがクロナガを出したのみで、マイマイはちょっと厳しくて出せず。

二本松を出て、山形へ。採集した虫の整理をして、きちんと夕飯を作って、風呂に入って、2人でベッドで寝ました( ˇωˇ )( ˘ω˘ ) スヤァ…

冬のマイマイ行脚①~山形・佐渡編~


ハルさんがお仕事の長期休みをもらったというので、およそ一週間の日程で東北や佐渡をグルッと回ってあちこちのマイマイを掘りつつ東北を満喫しよう!という壮大な計画が発足しました。
実は先月車を買い、移動手段と宿を手に入れた私はとても強気になっているのです(笑)

3/18
23:30
終電で山形駅に来たハルさんを回収。
私はよりによってこの日にバイト先の人からフキノトウを大量にいただき、早く寝たいのに捨てるのもしのびなくバッケ味噌作りを強要される(笑)
※バッケとは秋田の方言でフキノトウのこと
~バッケ味噌の作り方~
フキノトウは数時間水にさらしアクを抜き、茹で、また水にさらす。(風味が抜けるのであまりアク抜きしてはいけないらしいがフキノトウはそんな簡単に苦味が抜けるような可愛いものでは無い。)
かたく水分を絞ったら、フキノトウをみじん切りにしてごま油で軽く炒める。
味噌、砂糖、みりん、醤油(ごく少量)、好みで白ゴマを投入し、もう少し炒めて完成。

分量は美味しければそれでいいと思うので、適当に。私は砂糖を少し多めに使う。
バッケ味噌はごく少量を白米と一緒に伸ばして食べるとほどよく春の香りがしてオススメ。多量に食べるのはエグくて無理(笑)

3/19
6:00
起床。いろいろな準備をして、新潟港に向け山形出発。
今回は深く下調べせずに、下道を走りながら良さそうなところへ勘で突撃するオール新規開拓です(笑)

10:00
簡単に降りれそうな河川敷を発見。立ち枯れや倒木はあるのに硬いかベチャッとしていて厳しい。
木の上の土溜まりから複数まとめてマイマイゲット。
別の木からはハチなんかも出てくる。

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2016.3.19 山形県川西町
なるべく多くの場所を回って変異を楽しみたいので、移動。

11:30
良さそうな立ち枯れが複数ある林を発見。車を停めて早速掘る。
出た〜〜〜〜!幸先が良い!!(写真はピンボケしてるので無し(笑))

私はオサ掘りを教わる時に散々“河川敷で掘るのは軟弱者”と教えられているので(笑)山で出せるのはすごく嬉しい。

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2016.3.19 山形県川西町 枝にそっくりで気付きづらいトンボ。


小国町のあたりに入ると急に雪がドカドカと積もっているのでなかなかオサ掘りにはつらい。早起きして作ってきたバッケ味噌のおにぎりを食べたりしながら車を走らせる。

その後、小雨の中数カ所で特攻をかけるも採れず…

ちなみに、新潟市の道路の表示やドライバーのマナーはヤバイ。

16:30
新潟市の銭湯、みどり湯に入る。
昔ながらのこれぞ銭湯!といった感じで、私とハルさんが椅子を戻さないで上がってしまいおばちゃんが「誰だ椅子を戻してない奴はッ!!!」「はい!!私です!!スミマセン!!!」と叫ぶというような心温まるやり取りをするなどした。

お酒なんかを買い込み、佐渡汽船の新潟港駐車場にて酒盛り。ちなみに駐車場は最初の1hが無料で、フェリー乗船者は24h以内なら駐車料金は800円となる。我々は800円で済むように明日の帰港予定時間に合わせ、三時間分程〝リセット〟を繰り返してからきちんと駐車した(笑)

3/20
4:30
起床。始発で出るため、早起きして準備する。今日の最終の便で戻る予定なので、営業時間的に帰ってきたらお土産は変えないだろうということで、お互いオッサン臭い新潟土産を購入し、車内に放り込む(笑)

6:00
新潟港出港。豪華な作りのときわ丸である。が、すぐに寝たので船内の思い出は特にない(笑)

8:30
両津港着。佐渡初上陸!とりあえず観光案内から〝ダサくて高い〟ママチャリをレンタルする。電動アシスト付きでなかなか快適だけど、正直レンタル料が本当に高い……

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9:00
とりあえず自転車を走らせ、良さそうな林へ。いい立ち枯れが沢山散らばっている印象。わりと明るめで湿度も適当。

崩し始めて20分ほどで早速……!!
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やったー!憧れのサドマイマイです!
浮いた倒木の樹皮下から得られました。
「サドマイマイなんてずんぐりむっくりなダサいマイマイいらねーよ」なんて言ってたのを撤回します(笑)めちゃくちゃかっこいい!!
ここからは更に2頭が得られました。

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まわりはヤブツバキ?がボトボト落ちてて素敵な雰囲気。

11:00
土管で雨宿りしつつお昼休憩。

11:30
もう少し移動して、しばらく歩く。自転車からかなり離れた場所の倒木から更に追加でマイマイ1頭!アオオサなんかも出ました。
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13:20
移動中にサギよりデカイ鳥が2羽飛んでいき、なんか影がピンクっぽいぞ……と思ったらトキでした(⊙⊙)!!!こんなサックリ見れるもんなんか。

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その後は何度も場所を変えるもなかなか良い場所に当たらず、ギラギラするよりはのんびり観光しようということで、温泉に入ったりしてゆっくり過ごしました。

17:00
レンタサイクルが高い上に営業時間が短いので早く返却して、観光案内のお姉さんに教えてもらった天ぷらと刺身の美味しい「天國」へ。出てくるのがゆっくりだけど、めっちゃうまい…幸せ……
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2016.3.20 新潟県佐渡市 天國

19:30
帰りはおけさ丸で両津港を出港。フィールドノート書いてソッコーで寝ました。

20:00
新潟港到着。
道の駅「阿賀の里」まで車を走らせて就寝。雨の予報だったのに派手に降られずに済んでラッキーでした。



タマムシの呪いとメクラチビ


2/15に複数の友人達と採集に行く約束をしていたのですが、忙しくてなかなか連絡が取れず、辛うじてメンバーと神奈川の秦野市あたりへ行こう!と決まったのが前日の夜10:30あたりでした。
バタバタと予定が決まった上に、前日から徹夜明けで体力・思考力共に低下していた私は「秦野…秦野といえばTさん!Tさんとも採集行ってみたい!」という短絡的かつ案内をしていただけるかもという下心満載な電話を夜中に掛けて(めちゃくちゃ失礼)、採集に誘ってしまいました。
Tさんは本来こんなドラえもんのように使って良いような人ではなく、私が普段勉強している分野と、虫の両方の面からものすごく尊敬しているおじさんです。

そんなものすごく失礼な誘い方をしたにも関わらず、快諾していただき、さらに車まで出していただけることに…本当に足を向けて寝られません。

東京に滞在中は毎晩ハルさんの社員寮に匿っていただき、この日は同僚との飲み会があるらしく帰りを待たずに先に寝ました。

07:00
ハルさんが徹夜明けで帰寮。準備をして神奈川へ出発。
今回の狙いは
・トゲフタオタマムシ
オサムシ(特にルイス)
・メクラチビゴミムシやガロアムシ
です。

09:30
待ち合わせの駅に到着。Tさん、フクイさんと合流してTさんの車に乗り込み、トゲフタオの有名ポイントへ。

私は“タマムシの呪い”にかかっており、野外での生体のタマムシを一人で見たことがありません。辛うじて鳥取のあるコンビニで踏みつけられグチャグチャになったヤマトタマムシを大事に毒瓶に入れて持ち帰っただけです。
去年の夏もスミナガシやオオムラサキを狙うついでによく晴れた暑い日の山頂で20回はずっと待っているのにも関わらず一度も見たことがありません。しかし、友人が私の行く前日や翌日に同じポイントに行くといるのです。もはや呪いと呼ぶに相応しいレベルの引の無さで、普段からわざわざタマムシを採ろうなどと大それたことは考えないようにしていました。

そんなヤマトタマムシすらまともに採ったことのない人間が、“トゲフタオを絶対に採れるポイント”に案内していただけているのです。今日はいけるぞ!とべらぼうにテンションが上がりながらTさんのレクチャーも聞かずに杉の樹皮を剥がしまくります。
トゲフタオ以外ならいろいろ出てくるのに…

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2016.2.15 秦野市 ベニヒラタムシ。いい虫だけど狙いはお前じゃあない。

悶々としながら慎重かつ手早く樹皮を捲っているとハルさんが「ねぇこれってそう?」と可愛いピカピカしたトゲフタオタマムシを手にやってきました。

「うわあ!!!(トゲフタオの写真を確認すらしてないやつに先を越された!!ちくしょう!!!)」
1頭目は見事ハルさんが出しました。ホントにここにはトゲフタオがいるぞ!と樹皮をめくります。












……トゲフタオ、出ません( ^ω^ )

その後も次々とTさん、フクイさん、ハルさんが追加を出していくも私だけ病的に採れません。(イシノミだけなら丼にかけて食べられるくらいぴょんぴょん出てくる)
あまりにも採れないのでTさんが気を使ってしまい、「ここ良さそうだよ!」と手厚い接待採集をしていただくも、それでも採れない( ^ω^ )
これはもうダメだということで、Tさん6頭、フクイさん4頭、ハルさん2頭、私0頭でトゲフタオ採集を切り上げ、次の場所へ…
この際にトゲフタオに血眼になり過ぎてオサ掘りをする暇がなく、後でフクイさんの採ったルイスを見て歯ぎしりする事となる。

14:30
Tさんのガロア探しのお手伝いも兼ねてガレ掘りのポイント。全員ガレ掘りは初体験でTさんからレクチャーを受け、それぞれ決めた場所を掘り進めます。
私はバカなので"バカでもできる"掘るだけの採集は非常に性に合っていて、これがめちゃくちゃ楽しい。
雪がちらつく中、黙々と掘っていると愛くるしい飴色の虫がチョコチョコと走り出てきて、気がつくと親指と人指し指でメクラチビを摘んでいました。(ムネモンウスアオを採った喜びで手に力が入りすぎてクビチョンパした鳥取の某蛾屋の気持ちが少しわかった)

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2016.2.15 秦野市産メクラチビゴミムシ。口に含めて舐めまわしたい可愛さ。

16:50
このあたりで雪が本降りになり、帰りの路面状況が心配なため終了。結局メクラチビの追加は出せないまま、ガロアの幼虫が幾つか出るだけでした。
メクラチビを出せたのが私だけだったので、トゲフタオとルイスの悔しさは若干晴れました(笑)

Tさんに駅まで送っていただき、別れたところで“また”Tさんの車内に忘れ物をして更にもう一往復していただきました…毎回ごめんなさい…
今回の採集は120%Tさんのおかげで、全員楽しむことが出来ました。(Tさんがいなければトゲフタオ、メクラチビもボウズ、雪に追いやられて散々な結果だった可能性が非常に高いです。)
あんな不躾な誘いを快く受けてくださり、本当にありがとうございました!みなさんお疲れ様でした。

はじめてのたかおさん

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2016.2.12 高尾山 エサキオサムシ

所用が二件ほどあり、2/11-18まで東京に滞在していました。
2/12にヅカちゃん、フクイさん、フジピロさんと四人で高尾山へ登ってきました。
狙いはラギウムとオサムシ

9:30
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2016.2.12 高尾山口駅。このフォントが好き。
高尾山口駅集合。この時点でヅカちゃんは寝坊し、容赦なく捨て置き登り始めます。ロープウェイのあたりまで登っていき、その間良さそうな朽木をちょいちょいと崩すもゴキブリやサシガメしか出ない…。グルグルしたオオトラカミキリの食痕だけはある(笑)

10:30
ヅカちゃん合流。雪はちらほらと残っているものの、この日は異様に暖かく防寒着や上着が要らないほど。良さげな朽木を探しながら道沿いに歩き、斜面を降りたり登ったり…
しかし、さすが高尾山というか登山客が多い多い。ピッケルを持って土を崩したり朽木を掘ったりしようものなら、一般の登山客からは不審者扱いされてしまいます。かといって道を外れても、登山客から見える位置にいると通報されてしまっても文句は言えません。細心の注意を払いながらちょこちょこと掘っては歩き、なかなか成果をだすことができません。

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2016.2.12 高尾山

山頂までの道の途中で、フクイさんの知っているラギウムのポイントへ到着。
意気揚々と樹皮を剥がそうとするも……"樹皮がない"…
さすが高尾山と言わざるを得ない状況でした(笑)
モミやマツの剝がせそうな樹皮は全て剥がされ、見るも無残につるっつる。今後もしもラギウム狙いで高尾に行かれる方は""梯子""を持参して登ることをお勧めします。

仕方がないので朽木を崩してオサムシを探す。さっそくエサキオサムシやセンチコガネを当て、写真を撮ろうとしたところ……iPhoneが見当たら無い( ^ω^ )
どうやら来る途中に落としたらしい。

というわけで、この記事には臨場感ある写真がありません!(笑)

派手に斜面を降りたり登ったりした、心当たりのある場所は二箇所。
命より大事な毒瓶を落とさなくて本当に良かったナァ!と思いながら、引き返すことなくとりあえず山頂を目指します(笑)
このポイントで、フクイさんはどうやらラギウムの幼虫らしきものを掘り当てたようでした。

13:00
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2016.2.12 高尾山山頂
(写真はヅカちゃんのiPhoneを借りて撮らせていただきました)
山頂到着。山なのに人がごった返しているというのが新鮮で、『マジで二度と来たくねえな』と思いました。東北人がわざわざ高尾山に登るのはゼイタク!(笑)

フクイさんたちから高尾山での夏の虫の話を聞いたり、野犬おじさんの話を聞きながら下山開始。
iPhoneも、無事に滑りやすそうな斜面の上で発見。幸いにも機内モードにしていたため、振動による滑落は防ぐことが出来ました。

15:00
フクイさんのバイト先であるむし社が標本を納品したらしい599ミュージアムを、小汚い格好で見学。一面ガラス張りのモダンでオシャンな建物。建物内の標本へもガラス越しに陽光が燦々と降り注ぎます(笑)

その後、フクイさんの紹介で高尾山口駅すぐ近くの『Cafe mariposa』へ。わりと最近オープンした、オーナーがチョウ屋さんのカフェです。ピザがとても美味しかった!
チョウの良い時期になると庭の花や樹にチョウがたくさん飛んでくるようです。蝶が好きなお姉さんとのデートにはここへ行くのも良いなと思いました。
お店の方や常連さんも気さくな方々で、カトカラの箱を見せていただいたりしながら長時間居座ってしまいました。高尾山へ行った際は是非!

何も採れない採集でしたが非常に楽しい1日でした。でももう高尾山に虫採りには行かないかな( ^ω^ )
ヅカちゃん、フクイさん、フジピロさんありがとうございました!

オオムラサキ調査


遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
年末は神奈川でのオオムラサキ幼虫の個体数調査に参加してきました。

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2015.12.27 神奈川県

エノキの木の周りの落ち葉をひたすらめくって幼虫を探す…私にはそもそもエノキの識別が難しくて、落ち葉の形と枝の生え方を必死に確認して探す…(笑)
地面がカラッカラだと見つからず、かといっていくら条件が良さそうな木でも、いない木には全くと言っていいほどいない。地べたに落ちているだけでなく、上の部分に“溜まって”いる枯葉についていたりもしました。

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オオムラサキゴマダラチョウのW越冬。ラブリーーー!!

オオムラサキの他に、ゴマダラチョウやアカボシゴマダラの幼虫も見られました。どの幼虫も初めて見たのですが、特徴がわかりやすく、識別は簡単でした。
図解するとこんな感じ。
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(走り書きでごめんなさい)

他にも、アミダテントウを見つけられたのが嬉しかったです。

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あとで家の机を歩いてもらった写真。
iPhoneにルーペくっつけたら案外小さい被写体も大丈夫ですね。